『主の愛による親切の力』

青森ジョイフルチャペル

「愛は寛容であり、愛は親切です。また人をねたみません。愛は自慢
せず、高慢になりません。」
【コリント人への手紙 第一13章4節】

ヨッパという港町にタビタ(ドルカス)という女の弟子がいました。ドルカスは多くの良いわざと施しをしており、人々に慕われていました。しかしそんな彼女が病気で亡くなってしまうところからこの話は始まります。
当時のユダヤでは遺体はその日のうちに葬るのが一般的でした。けれども人々は彼女の遺体を洗って屋上の間に置きました。ここから、生ける真の神がドルカスを生き返らせてくださる!という、人々の期待と信仰が読み取れます。人間的な常識に囚われず、神の声に聞き従うことを第一優先として、私たちの祈りに応えてくださる主を待ち望んでいく者となっていきましょう。

 ペテロが到着したとき、やもめたちが生前に彼女のしてくれたことを話す描写はあれど、ドルカスの家族は出てきませんでした。なぜならドルカス自身もやもめだったからです。自分が大変な中にあっても、彼女は同じ痛みを抱える人を放っておきませんでした。その愛の種まきが刈り取られた結果、主のみわざがなされました。『このことがヨッパ中に知れ渡り、多くの人々が主を信じた。』(使徒9:42)とあるように主を信じる人々が起こされたのは、全ての愛の行いの中に主がおられたからです。

私たちも主があがめられるよう、良い行いをしていく者となりたいと思います。

澁谷友光牧師

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